1980年代、ジャマイカの名門サウンドSTONE LOVEの音に感銘を受けた紀平三兄弟の下、制作されたKILLASANサウンドシステム。その膨大な数のスピーカーとウーハーは関西国際空港開発時にオープンした日本最大級のレゲエ箱JUGGLIN 'LINK' CITYに収められ、関西のレゲエ・ムーヴメントに大きな影響を与えた。その後KILLASANサウンドシステムは泉州のBURN DOWN、ベルリンのHARD WAX(BASIC CHANNEL)など、様々な土地に渡り、受け継がれる事となる。そんなKILLASANサウンドシステムの設計図をコロナ渦の自粛期間中にOMKが入手。それを元にMonaural mini plugがウーファー4発、ホーン5発からなるサウンドシステム「MMP220」を制作、今回のパーティーが新調初披露の場となる。
Soi48 Vol.48は都内屈指の音響システムを持つクラブ、新宿SPACEに新サウンドシステム「MMP220」を追加し、開催される。ゲストには現役最高峰のプロ民謡歌手、小沢千月を招聘。樽や太鼓を持ち込んでのスペシャルセットを披露予定だ。さらに現在の岸和田アンダーグラウンドに君臨、天性の声を持つアーティカルDEEJAY、NOISE VIBEZを始め、45、SR-ONE、HR.STICKO、RISE UPサウンドのセレクターであるMARIFARLEYら、リアル泉州のラガ達がゲスト参戦!先日開催された堺魚市場での「やりまわし」が各方面で話題を呼んだMonaural mini plugによるラバダブ・セットもあり!あの衝撃を新宿で!低音はもちろん、日本屈指の"喉"を爆音のサウンドシステムで体感しよう。
SOI48 VOL.48 FULL VIBEZ SPECIAL @SPACE
日時 :
2022年12月4日(日)
OPEN : 18:00-23:00
場所 :
space.tokyo
http://space-tokyo.jp/schedule/index.html
エントランス :
3,000YEN
※ご来場のお客様はお店にドリンクオーダーください。
※再入場可。出入り自由。
■SPECIAL LIVE
小沢千月
■SPECIAL DEEJAY & MC
NOISE VIBEZ
SR-ONE
45
HR.STICKO
■SPECIAL SOUND
RISE UP
■LIVE
Monaural mini plug
■DJ
Young-G (stillichimiya)
MMM (stillichimiya)
俚謡山脈
KOICHI TSUTAKI
KUNIO TERAMOTO aka MOPPY
AOKI LUCAS
Soi48
■SOUND SYSTEM
MMP220
■FOOD
ラブエイジア四ツ谷
■主宰
Soi48
■協賛
にほん酒や、うぶごえ株式会社、SERA
■文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
■小沢千月
(本名、小沢千一)
昭和11年 埼玉県飯能市生れ、現在東京都豊島区在住、わかやま応援団、隠岐の島民謡観光大使
昭和31年より青木好月(唄)、熊谷好君(三味線)の指導を受ける。
昭和37年 好月師より「千月」の号を受く。小沢千月民謡教室(千月会)設立
浜田喜一師(初代及び二代目)等の三味線伴奏者として舞台、放送、吹込等に参加。
昭和43年 コロムビアレコードに歌手として、初吹込(唄)
昭和44年よりNHK民謡番組等に出演。
昭和46年 東芝EMIレコードに移籍、現在EMIレコーズ・ジャパン民謡会代表
各地民謡の発掘、新作民謡発表普及に努める。
(財)日本郷土民謡協会 功労章受章
(財)日本郷土民謡協会 技能章受章
(財)日本民謡協会 技能章受章
(財)日本郷土民謡協会 民謡栄誉章受章
(財)日本郷土民謡協会 団体技能最優秀賞受賞(千月会)
(財)日本民謡協会 民謡名人位受章
(財)日本郷土民謡協会 民謡名人位受章
■NOISE VIBEZ
大阪岸和田で生まれ、地車の祭囃子と単車のエンジン音に心躍らせていた不良少年はレゲエ激戦区でもあるこの土地で、必然的に音楽に魅了されはじめた。21歳の時、今は亡き446の言葉でReggaeDeeJayとしてマイクを握る事を決意し、喧嘩と暴走だけがエネルギーのはけ口だった荒くれ者に転機がおとずれる。
2003年に泉州のカリスマRED MONEKYのレーベルである「GHETTO YOUTH」より大名曲"THC"を7インチでDROP。スタラグに乗せたこの厳ついガンジャ・アンセムは現在に至るまで泉州の現場をボスらせ続けている。その後も「CASINO891」「爆音SYNDICATE」など、老舗レーベルからリリースを連発。
2004年には、レペゼン岸和田「RISE UP FAMILY」を446より引き継ぎ、RISE UPのBOSSとして活動の幅をさらに広げていく。HIPHOPアーティストも多数存在する南大阪ならではのコネクションでラガヒップホップを確立し、HIPHOPレーベル「BonsaiRecord」に所属するHr.stickoとのユニット「TWO CROW」でも活動。
2020年3月、満を持して自身の1st album「High Grade Style」をFULL VIBEZよりリリース。NOISEの生き様をねじ込んだ渾身の15曲は、タイトル通り全てHigh GradeでBAD BOYマストな楽曲となっており、Stickyがつくりだす世界レベルのRiddimにNOISE VIBEZオリジナルスタイルが見事に絡み合い、フックが耳にこびりつくKillTuneから泉州の哀愁が漂うものまで盛り沢山な内容で玄人をも唸らせた。泉州、岸和田をローカルをレぺゼンし続け、ラガとは何か?の問いへの完全な回答となるのがNOISE VIBEZである。
■OMK (ワンメコン)
stillichimiyaのYOUNG-G、MMM、DJユニットSoi48を中心にアジアの地下ヒップホップ・シーンからクラブ、ローカルなディスコまで潜入調査し、インターネットの世界ではわからない音楽、危険な現場、ゴシップ、レコード、カルチャーをディグするプロジェクト。SNS上のうわべだけのコマーシャルと異なる”リアルで質の高い”情報は大きな話題を呼び『STUDIO VOICE : Flood of Sounds from Asia-そこで生まれる音楽-』やTBSラジオ「アフター6ジャンクション」で特集されることに。ワンメコン・ミーティング、アジアのローカルダンスをプレイする「ADM1317」渋谷WWWβなどDJイベントを不定期開催中。
■Monaural mini plug
タイの祝い事に欠かせない爆音BGMを演奏する、日本唯一のピン・ケーン・プラユック・バンド。タイ、ラオスのメコン河周辺の音楽家のもとで修行し身につけた本場仕込みの祝宴グルーヴを、タイから直輸入した現地と同じ220Vの移動式サウンドシステムで完全再現する。東京を拠点にライブハウスや屋外フェス、公園やレストランで活動中。2018年に初のフル・アルバム『Samurai Mekong Activity』をPヴァインよりリリース。2019年 FUJI ROCK FESTIVAL’19出演。CM等にも楽曲提供を行う。
■俚謡山脈(Riyo Mountains)
世界各国の音楽がプレイされるDJ パーティ「Soi48」内で活動する日本民謡を愛する2人組DJユニット。日本各地の民謡を収集/リサーチし、DJプレイしたりCDやレコードの再発を手掛けたりしています。
MIXシリーズ「俚謡山脈 MIX VOL.1」~「VOL.5」
CD/レコード監修
「田中重雄宮司/弓神楽」
「境石投げ踊り保存会/境石投げ踊り」
「木崎音頭保存会/クラーク内藤/木崎音頭」
「葛西おしゃらく保存会、他/おしゃらく」
ロンドンのインターネットラジオNTS LIVEに日本民謡だけで構成されたMIXを提供
農民ダイナマイト(山梨県)、大和町八幡神社大盆踊り会(東京)など各地のパーティーにDJで参加
NHKラジオ第一放送「らじるラボ」出演
NHK仙台放送局 「民謡をどうぞ」出演
TBSラジオ 「アフター6ジャンクション」出演
BOIDマガジン連載「俚謡山脈の民謡を訪ねて」
NHK FM「DJ俚謡山脈の民謡沼めぐり」パーソナリティ
■Young-G (stillichimiya)
DJ、音楽プロデューサー、サウンドエンジニア。stillichimiya、おみゆきCHANNEL、田我流とカイザーソゼ、DJ KENSEI率いるIS PAAR BAND、Soi48、MMMらと共にOne Mekong(OMK)等の数々のプロジェクトに参加。これまでにMaryjoy Recordings、Blacksmoker、EM Record等から作品をリリース。2011年頃よりアジアの音楽とヒップホップを独自にリサーチしこれまでにフィリピンのTondo Tribe、タイのJUU4E、カンボジアのKlapyahandzなど数々のアジア圏のアーティストの招聘やコラボレーションを行っている。DJやインタビュー、執筆、番組出演などの活動を通して日本のメディアでは紹介されないアジアの音楽を日本に紹介している。
■MMM(stillichimiya、スタジオ石)
2004年「stillichimiya」のメンバーとして活動開始する。
漫画家業を経て、2010 年より「スタジオ石」として、MV 制作、イラスト、デザイン、立体制作など多角的に創作活動を展開する。
タイでの映画撮影中、東南アジアのHIPHOPに触れ、かつてレコードを買い漁っていたフレッシュな気持ちを取り戻しDJを志す。
DJの師であるSoi48とstillichimiyaメンバーのYoung-Gと共に「OMK」(ワンメコン)を発足。日本全国津々浦々アジアの知られざる音楽を響かせる。
■Soi48
旅行先で出会ったレコード、カセット、CD、VCD、USBなどフォーマットを問わないスタイルで音楽発掘し、再発する2人組DJユニット。その興味は古い伝統音楽から、最先端のダンス・ミュージック、そしてインターネットに落ちている音源まで幅広い。空族の映画『バンコクナイツ』、EM Recordsタイ作品の監修の他にトークショーやTV、ラジオ出演などでタイ、アジア音楽や旅の魅力を伝えている。タイで独自の発展を遂げたEDM"サイヨー"を中心にアジアのローカル・ダンスにフィーチャーしてプレイするパーティー『ADM1317』(WWWβ)、自身でオーガナイズしているSoi48パーティーなどDJイベントを不定期開催中。著書に『TRIP TO ISAN : 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド 』(DU BOOKS)、『OMK#001』(OMK)がある。
■Soi48 Party
DJユニットSoi48が主催しているパーティー。Brian Shimkovitz(AWESOME TAPES FROM AFRICA)、Zack Bar(FORTUNA RECORDS)、Tapes、Grim、Sugai Ken、モーラム歌手アンカナーン・クンチャイ(Angkanang Kunchai)、弓神楽ただ一人の後継者、田中律子宮司など、個性的なゲストを招いてのパーティーは大きな反響を呼び英「The Wire」にも紹介された。音楽ジャンルを問わず、「その土地でしかあり得ない」音楽を紹介し、自分たちが踊りたいアーティストを招聘するのがモットー。東京、新宿歌舞伎町にあるBE-WAVEにて40回開催してきたが閉店。インターネットを使ってホストクラブ、魚市場を会場に視聴者が参加できる新しいパーティーに挑戦した後、アジア各国の人種が入り乱れる上野のクラブCLASSIC TOKYOにて有観客パーティーを再開。