10月1日(土)
WWW X Opening Series『バンコクナイツ』東京プレミア爆音上映 (会場:WWW X)
ミニライブ:stillichimiya/トーク:空族、Soi48、樋口泰人、その他予定/DJ:Soi48
16:30 OPEN/17:00 START
<料金>
10月1日 バンコクナイツ・イヴェント券 前売り 2500円/当日 3000円
前売り券発売:
イープラス(http://eplus.jp/bakuonthai2016/)、ファミリーマートにて8月12日(金)午前10時より発売
『バンコクナイツ』 Bangkok Nites
2016年/日本・フランス・タイ・ラオス/182分/デジタル
監督:富田克也
脚本:相澤虎之助、富田克也
撮影:スタジオ石
音楽:山崎巌、YOUNG-G、SOI48
出演:スベンジャ・ポンコン、スナン・プーウィセット、チュティパー・ポンピアン、タンヤラット・コンプー、サリンヤー・ヨンサワット、伊藤仁、川瀬陽太
提供:空族
c Bangkok Nites Partners 2016
<第69回ロカルノ映画祭若手審査員 最優秀作品賞受賞>
—私の何が悪い? 歴史に翻弄された一人の娼婦を軸に描かれる禁断のラブストーリー こちらは、タイ、バンコク。日本人専門の歓楽街“タニヤ”。「カラオケ」と呼ばれる、昭和の匂い漂う日本式ホステスクラブがひしめく夜の町。ひな壇にズラリ並ぶタイ人の女たちは毎夜、流暢な日本語で迎えてくれる。ロング3500バーツ、ショート2500バーツ。ゲンチヅマ?すべては金次第。 1970年代、好景気に沸く日本企業は、安い労働力を求め続々とタイに進出、大量発生した日本人駐在員たちを相手客に、タニヤ通りは夜の町へと変化していった。 娼婦と客、女と男。“タニヤ嬢”ラックと元自衛隊員のオザワ、ふたりの逃避行を描くロードムービーにして、それを取り巻くタニヤ嬢たちと、バンコクに蠢く怪しい日本人たちの欲望渦巻く群像劇! テーマは“娼婦・楽園・植民地” 総移動距離4000kmを超えるタイ、ラオスオールロケ 本作は、前作『サウダーヂ』で、地方都市のリアルを“土方・移民・ヒップホップ”をテーマに描き、話題となった映画制作集団「空族」の最新作となる。構想10年。舞台を山梨からタイに移し、入念なリサーチを重ねて行く過程で、出会った現地の人々との交流、そこで知りえた歴史的事実を知る中で、物語は重層的に響きあう182分の映画として完成した。 今回、初映画撮影となる映像制作ユニット「スタジオ石」をカメラに迎え、バンコク、イサーン(タイ東北地方)、そして秘境ラオスへの、総移動距離4000kmを優に超える撮影に挑んだ。 イサーンの伝統音楽モーラム、ルクトゥーン、プア・チーウィット…数々のイサーンミュージック、抵抗の音楽と言い換えることのできる、それら音楽にのせて空族がお贈りする、アジア版「千夜一夜物語」—。
2017年2月下旬、テアトル新宿ほかにて全国順次公開!
公式サイト:http://www.bangkok-nites.asia/
【STORY】 楽園はどこにある!? タイの娼婦たちと日本人が織りなす 失われた桃源郷(ユートピア)を取り戻すための旅が始まる— タイの首都、バンコク。日本人専門の歓楽街タニヤ通りの人気店、「人魚」でNO.1のラックは、イサーン(東北地方)からバンコクへ出稼ぎに出て5年が経った。日本人のヒモ、ビンを連れまわし高級マンションでダイヤの首輪の犬と暮らす一方、ラックの支える大家族は、遥かラオスとの国境を流れる雄大なメコン川のほとり、ノンカーイ県に暮らしていた。ラックは種違いの弟を溺愛している。確執が絶えない実母と、今は亡きアメリカ軍人だった2番目の父との息子、ジミー。 ある晩、謎の裏パーティーで、ラックは昔の恋人オザワと5年ぶりに再会する。ノンカーイから出て来たてだったラックの初めての恋人がオザワだった。元自衛隊員のオザワは、日本を捨てバンコクで根無し草のように暮らしていた。戸惑うふたり。今のオザワはネトゲ(・・・)で小銭を稼ぐ沈没組。だがラックに会うには金がいる。そんな折、オザワはかつての上官、現在バンコクで店を営む富岡に、ラオスでの不動産調査を依頼される—。 かくして、いくつもの想いを胸に秘めたラックとオザワは、バンコクを逃れるように、国境へと、ノンカーイへと向かうことになったが。 古来、国境紛争に翻弄され続けたイサーン。物語は、その雄大な“イサーンの森”の闇の奥へと潜行し、舞台はやがて秘境ラオスへと、カメラはかつてインドシナを深く抉ったベトナム戦争の癒えぬ傷を映しはじめる。
空族
富田克也の初監督作『雲の上』(’03)の制作に相澤虎之助が参加。その時のメンバーたちと映像制作集団「空族」を名乗る。その後、『国道20号線』(’07)を発表。自主配給も行い全国公開する。次なる大作『サウダーヂ』(’11)がナント三大陸映画祭で最高賞の「金の気球賞」、国内では毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞をW受賞、高崎映画祭最優秀作品賞を獲得。その後フランスにて全国公開される快挙を起こす。相澤も『花物語バビロン』(’97)、『かたびら街』(’03)、『バビロン2-THE OZAWA-』(’12)などを断続的に発表。その後、『同じ星の下、それぞれの夜』(’13)中の短編「チェンライの娘」でタイロケを敢行。2017年公開予定の最新長編『バンコクナイツ』は、完成前から世界中の注目を浴びている。http://www.kuzoku.com/
stillichimiya
2004年10月12日、日本一の桃の里である山梨県東八代郡一宮町が、石和町、御坂町ら5つの近隣町村と合併し笛吹市となる。 stillichimiyaは、その理不尽な合併に反対した9人の若者によって結成された。現在は、田我流、MMM、Young-G、Big Ben、Mr.麿の5人で活動し、ラップや作曲、ミュージックビデオ、コメディ番組、釣り番組まで自分達で制作する。グループとしての最新アルバムは『死んだらどうなる』(2014年)。空族作品『サウダーヂ』(2011年)では、田我流が主演、その他のメンバーもラップグループとして出演した。そして『バンコクナイツ』では、stillichimiya内の映像ユニット「スタジオ石」が撮影を担当、Young-Gも音響スタッフとして参加している。
www.stillichimiya.com/
樋口泰人
1957年山梨県生まれ。慶応大学経済学部中退。80年代はレンタルレコード店に勤務しながら映画批評を始め、『キネマ旬報』『エスクァイア』『スイッチ』『スタジオボイス』などに批評やレビューを執筆。90年代は『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』の編集委員、その後編集長をへて、ビデオ、単行本、CDなどを製作・発売するレーベル「boid」を98年に設立した。04年から、東京・吉祥寺バウスシアターにて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての爆音上映シリーズを企画・上映。08年より始まった「爆音映画祭」は全国的に展開中。著書に『映画は爆音でささやく』(boid)、『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』(青土社)、編書に『ロスト・イン・アメリカ』(デジタルハリウッド)、『ヴェンダース・バンケット』(キネマ旬報)、『恐怖の映画史』(黒沢清、篠崎誠著/青土社)、『映画は頭を解放する』(R.W.ファスビンダー/勁草書房)などがある。http://www.boid-s.com/
Soi48(宇都木景一&高木紳介)
タイ音楽を主軸に世界各国の音楽を発掘・収集するユニット。MARK GERGIS(SUBLIME FREQUENCIES)、BRIAN SHIMKOVITZ(AWESOME TAPES FROM AFRICA)、MAFT SAI(PARADISE BANGKOK)との共演、東南アジアでのDJツアー、シングル盤再発や、EM Recordsタイ作品の監修、16年秋公開予定、空族の新作映画「バンコクナイツ」音楽監修、『CDジャーナル』連載、モーラム歌手アンカナーン・クン チャイの来日招聘、トークショーなどタイ音楽や旅の魅力を伝える活動を積極的に行っている。ユニット名と同じSoi48という名前でトルコ、インド、パキ スタン、エジプト、レバノン、エチオピア・・・などのレコードがプレイされる世界でも珍しいパーティーを新宿歌舞伎町にて開催している。http://soi48.blogspot.jp/
富田克也の初監督作『雲の上』(’03)の制作に相澤虎之助が参加。その時のメンバーたちと映像制作集団「空族」を名乗る。その後、『国道20号線』(’07)を発表。自主配給も行い全国公開する。次なる大作『サウダーヂ』(’11)がナント三大陸映画祭で最高賞の「金の気球賞」、国内では毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞をW受賞、高崎映画祭最優秀作品賞を獲得。その後フランスにて全国公開される快挙を起こす。相澤も『花物語バビロン』(’97)、『かたびら街』(’03)、『バビロン2-THE OZAWA-』(’12)などを断続的に発表。その後、『同じ星の下、それぞれの夜』(’13)中の短編「チェンライの娘」でタイロケを敢行。2017年公開予定の最新長編『バンコクナイツ』は、完成前から世界中の注目を浴びている。http://www.kuzoku.com/
stillichimiya
2004年10月12日、日本一の桃の里である山梨県東八代郡一宮町が、石和町、御坂町ら5つの近隣町村と合併し笛吹市となる。 stillichimiyaは、その理不尽な合併に反対した9人の若者によって結成された。現在は、田我流、MMM、Young-G、Big Ben、Mr.麿の5人で活動し、ラップや作曲、ミュージックビデオ、コメディ番組、釣り番組まで自分達で制作する。グループとしての最新アルバムは『死んだらどうなる』(2014年)。空族作品『サウダーヂ』(2011年)では、田我流が主演、その他のメンバーもラップグループとして出演した。そして『バンコクナイツ』では、stillichimiya内の映像ユニット「スタジオ石」が撮影を担当、Young-Gも音響スタッフとして参加している。
www.stillichimiya.com/
樋口泰人
1957年山梨県生まれ。慶応大学経済学部中退。80年代はレンタルレコード店に勤務しながら映画批評を始め、『キネマ旬報』『エスクァイア』『スイッチ』『スタジオボイス』などに批評やレビューを執筆。90年代は『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』の編集委員、その後編集長をへて、ビデオ、単行本、CDなどを製作・発売するレーベル「boid」を98年に設立した。04年から、東京・吉祥寺バウスシアターにて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての爆音上映シリーズを企画・上映。08年より始まった「爆音映画祭」は全国的に展開中。著書に『映画は爆音でささやく』(boid)、『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』(青土社)、編書に『ロスト・イン・アメリカ』(デジタルハリウッド)、『ヴェンダース・バンケット』(キネマ旬報)、『恐怖の映画史』(黒沢清、篠崎誠著/青土社)、『映画は頭を解放する』(R.W.ファスビンダー/勁草書房)などがある。http://www.boid-s.com/
Soi48(宇都木景一&高木紳介)
タイ音楽を主軸に世界各国の音楽を発掘・収集するユニット。MARK GERGIS(SUBLIME FREQUENCIES)、BRIAN SHIMKOVITZ(AWESOME TAPES FROM AFRICA)、MAFT SAI(PARADISE BANGKOK)との共演、東南アジアでのDJツアー、シングル盤再発や、EM Recordsタイ作品の監修、16年秋公開予定、空族の新作映画「バンコクナイツ」音楽監修、『CDジャーナル』連載、モーラム歌手アンカナーン・クン チャイの来日招聘、トークショーなどタイ音楽や旅の魅力を伝える活動を積極的に行っている。ユニット名と同じSoi48という名前でトルコ、インド、パキ スタン、エジプト、レバノン、エチオピア・・・などのレコードがプレイされる世界でも珍しいパーティーを新宿歌舞伎町にて開催している。http://soi48.blogspot.jp/
「爆音映画祭2016 特集タイ|イサーン」
<ウェブサイト> bakuonthai2016.com
<チケット> http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P1=0402:P2=111149:P5=0001:P6=001
日程:2016年9月27日(火)-10月1日(土)
会場:Shibuya WWW、WWWX(東京都渋谷区宇田川町13-17ライズビル地下&2F)
主催:boid、空族、Soi48
協力:WWW、Thai Film Archive、Donsaron Kovitvanitcha、Nonzee Nimibutr、Surin Paksiri、ムヴィオラ、トモ・スズキ・ジャパン、オリエンタルブリーズ、コミュニティシネマセンター
助成:国際交流基金アジアセンター
問い合わせ:boid(E-mail: bakuons@boid-s.com/TEL: 03-3356-4003)