2012/02/10

MAKE A MOLAM 7" IN JAPAN 2




本日は東洋化成さんでアナログのカッティングの立会いのおこぼれ話を。カッティングの際に今回プレスした両面のキラー・モーラムを聞いたのですが、良いスピーカーで聞くと新たな発見が。モーラムというとドラムとベースが肝でありますが、細かいパーカッション、そして鋭いハイ・ハットが鮮明に。それはまさしく初期シカゴ・ハウスのような感覚。そんな事考えていたらどこからか「タイ人、楽器上手いな~」の声が。本当だ。上手い。適当なイメージのタイ人だけど細かい事をやらせたらピカ一。楽器もその例外ではありません。

そしてタイ人のスキルの高さを証明する話をもう一つ。今回制作に当たってできるだけオリジナルに近いカッティングをしてもらう為に実際にタイで70年代にプレスされた7インチを持って行ったのですがその録音と盤の状態を確認した東洋化成の技術者が一言。「ちゃんと作られてますね。70年代でこのようにプレスされていたのだから十分なクオリティ。ちゃんと仕事していますよ。」タイの70年代にしっかりとした技術が伝わって音楽が生まれていた事に感動したと共にタイの適当なイメージが付きまとっていた自分の思い込みに反省。。。