2017/09/07

境石投げ踊り保存会 / 境石投げ踊り

 2016年音楽ファンの間で話題となった『弓神楽』。それから約1年の歳月を経て、Soi48パーティー内で活躍する俚謡山脈が待望の「民謡」をリリース!彼らが選んだのは津軽でも沖縄でもない、埼玉の「境(さかい)石投げ踊り」。ミニマルで中毒性高いこの「民謡」はDJでプレイするたびに問い合わせが来る、クラブ・ミュージックとしても極上の内容。今作は昭和58年に埼玉県民俗文化センターが制作した貴重な録音だけでなく、俚謡山脈とSUGAI KENがレコーディングした2017年バージョンも収録。民謡、保存の意味を考えさせられる、素晴らしいリリースなのでSoi48ファン、タイ音楽ファンは是非とも手に取ってみてください。



境石投げ踊り保存会 / 境石投げ踊り
CD / JAPAN / EM RECORDS / EM1171CD
LP / JAPAN / EM RECORDS / EM1171LP
12月9日(土)発売予定。各2,500円(税別)

(EM RECORDS公式インフォから転載)

「永久民謡劇場!!!!!SPKのように打ち鳴らされる金属音、漂う笛の音、そしてブルージーなリリックをたずさえた朴訥過ぎるうた… 過剰に放出された関東無意識集合体??賽の河原で繰り広げられる地下レイブ・パーティー??? 極東ライク・ア・ローリング・ストーン秘録をキミも体験しないか???」(持田保/インダストリアル・ライター)

『弓神楽』[EM1154CD/LP]に続く俚謡山脈監修リリース待望の第二弾はいよいよ「民謡」。それは農村インダストリアル・ミュージック極北、「境(さかい)石投げ踊り」!!!!!!!!

日本全土に無数にある「盆踊り」、俚謡山脈 x エム・レコードが考えるその最深部且つ理想形のひとつがコレだ。ジャーマン・ロックを思わせる跳ねない太鼓と鉦のハンマー・ビート、圧倒的な音量で一斉に吹き鳴らされる笛、それらが徹底して反復するミニマル・ダンス・ミュージックの極地!そのあまりにもストイックで鋭角的な音像は、電気を使わずに奏でられる「農村のインダストリアル・ミュージック」「畑の中のリッチー・ホウティン」とでも呼びたくなる。これが埼玉県北部に今も残る「境石投げ踊り」だ。当地ではこの古い形を残す唄と踊りを観光化することなく、盆の営みとして現在に至るまで続けている。

今回我々は昭和58年に埼玉県民俗文化センターが制作したレコード『埼玉の盆踊り』に収められた同曲をリマスターし、更に平成29年現在の保存会による最新ヴァージョンをSUGAI KENのレコーディング/ミキシングで収録した。石仏も思わず踊り出す、日本のダンス・クラシックを皆さまの耳でお確かめください。装丁は『弓神楽』に引き続き高木紳介(Soi48)。

+ CD 版:日本語・英語解説/貴重写真多数/ 36 頁(予定)ブックレット封入/ワイドケース仕様
+ LP 版:ライナー封入

TRACKS:

=1982年録音(※(p)は1983年)=
1. ヨセ ダイコ
2. 石投げ踊り
3. ブッキリ ダイコ

=2017年録音(録音・ミックス:SUGAI KEN)=
4. ヨセ ダイコ
5. 石投げ踊り
6. ブッキリ ダイコ